【第5回】「全体的にこもっている」「音が軽い」と言われるときには。『これが知りたかった!音楽制作の秘密100』

2015/12/11
by Takashi Watanabe

『これが知りたかった!音楽制作の秘密100』第5回。
 
株式会社リットーミュージックさんとの共同企画で、全6回に渡ってお送りするこれが知りたかった!音楽制作の秘密100』。
 
 
『これが知りたかった! 音楽制作の秘密100』
著: 島崎貴光 / 発行: 株式会社リットーミュージック
 
『これが知りたかった!音楽制作の秘密100』は、SMAP,A.B.C-Z,AKB48,SKE48,NMB48などへの楽曲提供&音楽プロデュース、数々のアニメ・ゲーム楽曲を手掛け、日本レコード大賞金賞の2作品同時受賞という経歴をもつ気鋭のクリエイター『島崎貴光』さんが、音楽づくりの極意をQ&A形式で答える音楽制作ノウハウ集です。
 
第4回では、アレンジ構築において『プロは1曲で何トラックくらい重ねてつくっているのか』について学びました。続く第5回ではミックス段階で『音がこもっている・軽いと言われたときのチェックポイントを見ていきます。
 
せっかく良いメロディが書けて満足のいくアレンジも出来たのに、ミックスで全体の印象をイマイチにしてしまっては、とっても勿体ないです。しかもこのミックスのさじ加減、作業に没頭すればするほど、自分では気付きにくかったりしますよね。
 
本文を通じて、客観的にミックスをチェックする視点を身につけていきましょう!
 
 
既成曲との比較、きちんとしてますか?

本画像は著者および株式会社リットーミュージックより使用許可を得て掲載しています。
無断での転載/複製は固くお断りいたします。
 
まずは既成曲との比較チェックをしよう!
 
音がこもってしまったり、軽くなってしまう最も大きな要因のひとつは『既成の楽曲と比較する』という基本チェックが足りていないこと。ミックス作業に集中しつつも、必ずほかの楽曲と比較チェックを行うようにしましょう。
 
そのうえで、音が全体的にこもってしまう場合は、ローバス・フィルターをかけすぎて中域ばかりに音が集約されているケースがあったり、音がスカスカで軽くなる場合は、音色自体にアタック感や芯がない、あるいは低域のECQ処理がうまく行われていないことが考えられます。
 
それぞれ本文中に対応策も提示されていますので、まずは客観的に既成曲とミックスの比較チェックを行い、気になる部分を調整していくようにしましょう。
 

 

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定価:(本体1,800円+税)
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本の詳細はコチラから
 
島崎貴光 プロフィール
 
作曲家/作詞家/編曲家/サウンド・プロデューサー/ディレクター。株式会社スマイルカンパニーと専属作家契約を結び、SMAP,A.B.C-Z,AKB48,SKE48,NMB48などへの楽曲提供&音楽プロデュース、数々のアニメ・ゲーム楽曲を手掛け、日本レコード大賞金賞の2作品同時受賞という経歴をもつ気鋭のクリエイター。
 
◎MUSiC GARDEN:http://music-garden.co/
◎凛オフィシャルサイト:http://www.project-rin.com/
◎公式ウェブサイト:http://t-shimazaki.com/
 
2015年12月25日には新たな著書『作詞の勉強本』を上梓。着想の方法から、物語の作り方、表現力の磨き方、歌詞としてのまとめ方までを網羅。「目線と発想の拡大」を軸にした新手法の作詞本となっている。
 
 

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