TuneCore Japanで楽曲を配信してみた。

2018/08/03


アカウント自体は結構前から作っていたんですけど、いざちゃんと使ったことがなかったTuneCore Japan(以下、TuneCore)。今回、そのTuneCoreを使って、実際に楽曲を配信するまでの流れをやってみたので、レポート形式で紹介します。
 
というのも、アカウントだけは作ってるけど楽曲登録をしていないという人が、結構な割合でいるみたいなんですよね。なので、アカウント登録の先を知らない人が少なくないのではないか、と。そんな人たちのお役に立てれば幸いです。

Text by Tokino09
 
 
それではいってみましょう。アカウントを登録すると、このようなダッシュボードが表示されます。まずは「アーティスト作成」で、アーティストとしてのプロフィールを作っておきましょう。
 
 
バンドやアーティスト名、公式サイト、活動ジャンルなどを登録します。SNS連携も豊富ですね。
 
 
完成したプロフィールがコチラ。僕は「Tokino09」という名前で音楽をやっているので、このように登録しました。アーティストは複数作成することができるので、例えばバンドとソロ活動や、ボカロPとしての活動などを分けることもできますよ。
 
 
今回は3曲収録のミニアルバムを配信したいので、「アルバム登録」を選択。配信エリアの選択が表示されますね。国内外のこれだけのサービスに自分の音楽が登録されるとは、ちょっと、かなり、ドキドキ。
 
 
ここでリリース登録をしたいアーティストを選択します。今回はTokino09名義なので、そちらを選択しましょう。VOCALOIDを登録する場合は<別の手順>があるみたいですね。『楽曲タイトル (feat. アーティスト名)』みたいなのもできるようです。こっちもいつかやってみようかな。
 
 
ここからが念願の、と同時に面倒でもある、楽曲登録のターンです。一曲ずつ入力していきましょう。
 
 
曲のタイトル、アーティスト名などを登録していきます。海外向けのタイトルも用意しないといけないんですよね。海外のストリーミングサービスにも配信されるから、当然っちゃ当然か…。グローバルです。
 
 
どんどん登録していきます。著作権管理のところは、JASRACなどに委託されている楽曲の場合、著作権管理事業者になるみたいです。完全に趣味活動なので自己管理。
 
 
アップできる音源はWAV形式。サンプルレートが【44.1kHz/16bit】だと通常音源として、【44.1kHz,、48kHz、 88.2kHz、 96kHz,、176.4kHz、192kHz/24bit】だとハイレゾ音源として配信できます。mp3には対応していないので要注意。
 
 
ジャケット画像も登録して、登録完了! まさか説明文まで英語にする必要があるとは、さすがグローバル。ちなみに制作した音源はこんな感じです。
 
 
 
無事にアルバム登録が終わったら、次は配信ストアの選択。はじめに表示されていた配信先サービスがズラリと並んでますね。
 
 
 
金額もここで決定しますが、デフォルトで各配信サービスで価格を統一してくれてるので、特に変える必要もないでしょう。「iTunesでだけ高くしたい!」とか、そういう思惑があるなら別ですが。
 
 
すべての登録が終わったら、配信期間に応じた手数料をTuneCoreに支払います。最低でも1年間は配信され続けるようですね。たまに手数料が割引されたり無料になったりするクーポンも配布してるみたいで、ネットで調べてみるとクーポンきっかけで配信を始めた人も少なくないみたいです。
 
決済まで終わったら、あとは楽曲の登録審査を待つだけ。早ければ最短2日で各ストアに楽曲が登録されます。審査が終わるとメールで連絡が来るので、ワクワクしながら待つとしましょう。
 
登録の翌日、審査完了のメールが届きました。ためしにApple Musicで「tokino09」で検索してみると…。
 
 
ありました! 自分の音源がApple Musicに並ぶのは、結構な感動ですね…!
 
 
同じくOTOTOYや。
 
 
Spotify、AWAでも検索すると出てきました。これは嬉しい。嬉しいぞ!
 
ダッシュボードの「速報レポート」と「確定レポート」では、配信が始まった楽曲の再生具合や売り上げを確認することができます。サンプル画面をもらったので見てみましょう。
 
 
速報レポートの画面。ストリーミングやダウンロード数がチェックできます。アクセスログのようなイメージですね。
 
 
こちらは確定レポートのサンプル。再生数に応じた金額が表示されています。確定レポートはサービスごとにタイミングが異なり、およそ<30日〜120日後>に報告となるようです。
 
 
販売収益は、ダッシュボードの「引き出し申請」から自分の口座に振込ができます。自分の音楽が売り上げとして目に見えると、気持ちも引き締まるというか、ありがたいというか。
 
以上が、TuneCoreで楽曲を配信するまでの一連の流れです。振り返ってみると、もっとも時間がかかったのは入力項目のチェックと、英語文の作成ですね。今回は3曲を登録するのに、約15〜20分程かかりました。12曲のフルアルバムのフルアルバムなんかを登録するのは、じっくり腰を据えてかかった方が良い気がしますね。
 
なにより、定番のストリーミングサービスや配信サイトに自分の音楽が乗っているというのは、得も言えぬ高揚感があります。誰もがネットに繋がれる現代、多くの配信先に作品を登録しておけば、それだけチャンスがあるということです。TuneCoreの場合は単体で収益化を狙うよりも、音楽活動の販促アピールとして使うと良いかもしれませんね。「Apple Musicでもウチの曲聞けますよ!」とか言われると、マジかって気持ちになりますし。
 
自分で作って、自分で売る。TuneCoreで、音楽活動に新たなを息吹を宿してみませんか?
 

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